読み方が分からない漢字を入力するのに手書き入力はとても便利です。今回は Linux Mint 上でその手書き入力をできるようにしたいと思います。
環境は Linux Mint 21.2 “Victoria” MATE Edition 64bit です。
必要になるもの
Gjiten
Gjitenは、GNOME環境向けに作られた日本語辞典プログラムです。
漢字パッド (漢字手書き入力ソフト)
漢字の手書き入力するプログラムです。
Gjiten と漢字パッドのインストール
以下のコマンドを実行して、Gjitenのインストールします。無事にインストールされれば、[ メニュー ] → [ アクセサリ ] にアイコンが表示されます。
$ sudo apt install gjiten
Gjiten のインストールが完了したら、公式サイトよりperlスクリプト getdics.pl をダウンロードします。その後、そのperlスクリプトを実行して全辞書をインストールします。
$ wget http://gjiten.sourceforge.net/getdics.pl
$ sudo chmod +x ~/getdics.pl
$ ./getdics.pl -all
/home/XXX/gjiten が作成されているはずですので、漢字パッド をインストールします。
$ sudo apt install kanjipad
Gjiten の設定
Gjiten を開き、[ 編集 ] → [ 設定 ] をクリックします。
[ 漢字パッド ] のところの「漢字パッド実行ファイル」で /usr/bin/kanjipad を指定します。
漢字パッドの使い方
Gjiten の画面で手書きのアイコンが表示されているところをクリックするか [ ツール ] → [ 漢字パッド ] を選択すれば、手書き入力画面が表示されます。
以下の画像のように好きな漢字を書いた後、右下にある [ 引 ] をクリックすれば候補が表示されますので、目的の漢字を見つけたら、そこをクリックし [Ctrl] + [C] (あるいは [Edit] → [Copy])でコピーして貼り付ければOKです。
上記の画像では 漢 という漢字をマウスで書きましたが、しっかりと認識されています。
不要になったファイルの削除
最後に不要になった一時ファイルやスクリプトを削除します。
$ rm -rf /tmp/gjiten-dics ~/getdics.pl
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