Linux Mintには「Timeshift」と呼ばれるバックアップツールが付属しています。 Windowsの復元ポイントのLinux版みたいな感じです。Linux Mint をメジャーアップグレードする際に不具合が出てもシステムを復元できるように予めバックアップしておくなどの使い方ができます。
Timeshiftの初期設定
Timeshift は、[メニュー(Menu)] → [システムツール (System tools)] → 「Timeshift」 から開くことができます。なお Timeshift を開くには、管理者権限が必要になります。
初回はセットアップウィザードが開きますが、後から「設定(Settings)」の項目で設定することができるので「完了」をクリックして閉じてしまっても構いません。
スナップショットの種類を選択 (Select Snapshot Type)
「RSYNC」と「BTRFS」の2種類ありますが、ここでは「RSYNC」を選びます。
スナップショットの場所 (Select Snapshot Location)
あらかじめext4形式にフォーマットしておいた別のストレージや外付けHDD/SSDなどにバックアップするよう選択します。注意点としては「NTFS」や「FAT」など Windows のファイルシステムにフォーマットされたデバイスには対応していないことです。
スナップショットの頻度を選択 (Select Snapshot Levels)
自動バックアップの頻度を選択します。個人的には「毎日 (Daily)」か「毎週 (Weekly)」あたりが良いと思います。
ユーザーのホームディレクトリ
ユーザーのホームディレクトリを含めるか除外するかを設定します。デフォルトだとユーザーディレクトリとルートディレクトリは除外されているので、含めたい場合はこの項目で有効にしてください。
含む/除外パターン (Filters)
バックアップに含める項目 / バックアップから除外する項目(Include / Exclude Patterns)を登録します。 Timeshift は増分バックアップなので容量はそんなに使いませんが、全てのフォルダーを含んでしまうとすべてバックアップすることになるのでここで除外したいものを設定します。
Misc
その他の設定項目です。日付のフォーマットを選ぶことができますが、特に理由がなければそのままにしておきます。
スナップショットの作成とスナップショットからの復元
設定が終わりましたら、[ OK ]ボタンをクリックして元の画面に戻り、「作成(Create)」ボタンをクリックすればスナップショットが作成されます。
復元ポイントの作成が完了しました。
逆にスナップショットから復元したい場合は「復元(Restore)」ボタンをクリックすれば復元されます。またスナップショットを削除したい場合は「削除」を選択することで削除されます。
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