ASRockのBIOS(UEFI)をアップグレード・ダウングレードする方法

PC

BIOSやUEFIは不用意にアップグレードをしない方が良いと言われていますが、新しいCPUや機能に対応するためにどうしてもアップグレードしなければならない時があると思います。今回はASRockのマザーボードのアップグレード・ダウングレード方法をご紹介したいと思います。BIOS(UEFI)のアップグレードはリスクを伴うので、自己責任で行ってください。

事前に用意するもの

  • FAT32でフォーマットされたUSBメモリ

Instant Flash をダウンロードする

まずは、自分が使っているASRockマザーボードの種類を確認します。ここでは、ASRock B450 Steel Legend を使っているということで話を進めます。以下のASRock公式サイトから「Instant Flash」と呼ばれるファイルをダウンロードします。ここでは、一番新しいバージョンである4.60を選択します。

ASRock > B450 Steel Legend
Supports AMD AM4 Socket Ryzen™ 2000, 3000, 4000 G-Series, 5000 and 5000 G-Series Desktop Processors; Supports DDR4 3533+...

ダウンロードしたら解凍をして、中にあるファイルをFAT32でフォーマットされたUSBメモリにコピーします。

Instant Flash を適用する

USBを差し込んだままパソコンを再起動し、[F2]を連打してBIOS(UEFI)画面に入ります。

まず「Tool」→「Instant Flash」の項目に移動します。

上の画像のように「Instant Flash」の文字が灰色になって選択できない状態です。

Please go to Advanced/CPU Configuration to disable AMD fTPM switch before flashing BIOS. (BIOSのフラッシュ前にAdvanced → CPU Configuration の項目でAMD fTPM switchを無効化してください)

と英語で書かれているので [Advanced] から「CPU Configuration」を選択し [Enter] を押します。

一番下の「AMD fTPM switch」を選択し [Enter] を押します。

「AMD CPU fTMP」から「Disabled」に切り替えます。

設定を反映させるために「Exit」→「Save Changes and Exit」を選択します。

自動的にパソコンが再起動するので [F2] を連打して再び BIOS (UEFI) に入ります。「Tool」を見ると以下の画像のように「Instant Flash」の項目が選択できるようになっているのでこれを選択します。

USBメモリにコピーしたファイルを選び「Update」を選択します。

確認画面が出るので「Yes」を選ぶと更新が始まります。結構時間がかかるので気長に待ちます。

注意点として更新中は絶対に電源を切ったりしないでください。

更新後した後、再起動を促す確認画面が出るので [Enter] を押してシステムを再起動させます。再び [F2] を連打してBIOS(UEFI)画面に入り、バージョンが更新されていたら完了です。

ダウングレード方法

ダウングレードする方法もアップグレードする方法と全く同じです。ダウングレードしたいバージョンの Instant Flash をダウンロードして…といった具合です。BIOS(UEFI)をアップグレードした後に、何か不具合が起こった場合、元のバージョンにダウングレードすると直る可能性があります。

参考にさせていただいたサイト様

ASRock - BIOS Upgrade Instruction Guide

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